最近は無線技術を提供する企業を主に担当しています。特に印象に残っているのは5G基地局関連のプロジェクト。既存施設の更新にあたり、今まで当社で手掛けたことのない材料を使うことになったのですが、技術的に難易度が高いがゆえに期限までに要望の「80点」しか完成できませんでした。その報告をしにクルマでお客さまのもとに向かっていたとき、製造から「もう少し頑張るから(報告を)待ってくれ」との連絡があり、最終的には100点に近いレベルに到達。何とかしていいモノを作りたいという全社一丸となった気持ちがにじみ出た一件だと感じました。
当社はJAXAの規格を持っているだけに人工衛星なども手掛けていますし、コロナ禍では熱を測るサーモカメラ用の基板も緊急対応で製造しています。すそ野広く手掛けてきた当社にはお客さまも“言えば何か出てくる”と期待を持っていらっしゃっており、実際にその期待にみんなで一致団結して応えています。苦労した結果、かけていただく「ありがとう」との感謝の声を励みに、これからも頑張っていきたいですね。