TALK SESSION

常務取締役からのメッセージ 常務取締役からの
メッセージ

エイト工業とマックエイトで
経営に携わる2人から、
会社の強みや新卒採用にかける
想いを聞いてみました。

常務取締役からのメッセージ
栗坂 健司

エイト工業 常務取締役

栗坂 健司

1985年入社。工学部工業化学科卒。短期間だけ技術職だったが、その後は長年にわたって技術営業として大手企業との取引に携わる。90年代には携帯電話の人気機種の最初の基板を受注した。
織井 眞一

マックエイト 常務取締役

織井 眞一

1984年入社。商学部会計学科卒。プリント基板設計部で20年ほど活動。超音波診断装置やFOMA用の基地局の基板づくりに取り組んだ。その後は営業を経て現在に至る。

高度な技術を未来に伝えるために
新卒入社の若い力の
飛躍に期待したい。

2社のそれぞれの
特色を教えてください。

トップ対談
栗坂
スマートフォンやテレビといった電子機器の中を開けると、小さな電子部品が搭載された緑色の板が目に付くはず。この板こそがエイト工業が開発から製造までを手掛ける「プリント配線板」にほかなりません。同じように見えるプリント配線板ですが、機器の特色に併せて配線や部品を柔軟に変化させる必要があるだけに、当社ではお客様の要望に合わせて一つひとつオーダーメイドで形作っています。
織井
マックエイトはそんなプリント配線板の設計に特化した企業として誕生しました。しかし、時代の流れの中で事業のすそ野が拡大。今では配線板に搭載する電子部品を独自ブランドとして製造する事業が主力となりました。中でも得意とするのは部品と部品をつなぐ“コネクタ”。国内外でトップランナーに位置付けられており、アイテム数は7,000点以上に達しています。
栗坂
ちなみにマックエイトには今も配線板の設計のほか、電子機器の制御ソフト開発を依頼しており、協業するケースは非常に多くなっています。
織井
電子部品に限って言えば、グループ用途に留まらず、国内外を問わないメーカーと広く取引しています。海外で言えば東南アジア、北米、中近東などのエリアで、品質の高いマックエイト製品が好評を博しています。
栗坂
一方、エイト工業の取引先といえば、非常に高い品質が求められる場所が中心です。例えば、日本の宇宙開発の中心にあるJAXAの認定を受けていますが、その流れで小惑星探査機や人工衛星にもプリント配線板を提供しました。さらには医療機器や航空機、移動体通信局、産業用ロボットなど、社会インフラというべきシーンでの活躍が目立っています。
トップ対談

会社としてどのような
強みがあるとお考えですか?

トップ対談
栗坂
エイト工業としては、お客さまの要望に個別に対応するサービス力、特殊工法を駆使した技術力で付加価値を付けていこうとしています。お客さまの身になって、一つひとつのプリント配線板に特徴を出すことで、“少量多品種”の製造を手掛けてきました。
織井
マックエイトには「まず作ってみよう」という文化が根付いています。電子部品の特性上、まったく新しい製品を発売するとアジアを中心とするエリアで模倣品が出回るようになります。世界のライバルに負けないためには、常に新分野を開拓しながら技術を研鑽する側に立とうという意識が不可欠なのです。7,000種類ものアイテム数を有するのは、そうした努力の証です。
栗坂
チャレンジ精神旺盛な文化は両社ともに根付いています。実際、エイト工業でも過去、基板にはんだを自動塗布する装置を日本で初めて導入したり、当時で3億円もの投資をして日本の基板メーカーでは最初にCADの使用を開始しました。日本プリント回路工業会の歴史年表にも当社の偉業が数多く記されています。
織井
新しいことに挑戦するためにも、マックエイトではフラットに物事を捉える雰囲気づくりにも取り組んでいます。上司は肩書で呼ばない方針を取っており、私のことも社員は“織井さん”と呼んでくれています。
トップ対談

新卒採用に注力した背景は?
また学生へのエールも
お願いします。

トップ対談
織井
新卒採用の場合、以前は学校の就職課経由での求人が主体でした。しかし、ベテラン社員が多い状況の中で、若い人が会社の中心に立ってもらう会社へと変化していくために、最近ではメディアなどを使って大々的に新卒採用を開始しています。
栗坂
エイトグループでは50年以上の歴史がありますが、両社とも培ってきた技術を次世代に伝えるべき時期に差し掛かっています。新卒入社のみなさんには新しい風を吹き込んでもらって、10年、20年先の中心となる人材に成長してほしいと願っています。
織井
変化し続けている時代の中で、新卒ならではのフレッシュな意見は非常に重要なものとなります。新卒が中心となって会社の風土そのものを変えていってほしいですね。
栗坂
エイト工業が求めているのは、様々な場面で当事者の身になって考えて行動できる人。オーダーメイド品を作る以上、相手のことを思いやったモノ作りをする視点が欠かせないのです。電気電子や化学、機械といった専門性を持つ人材にチャンスが広がるはずです。
織井
私たちはそこに自由に考えて物事を捉えるセンスも加えたいですね。ちなみに私は文系出身ながら技術職として仕事していた時期もあります。学ぶ気持ちがあれば成長できる業態だと思うからこそ、マックエイトでは学部学科は問わず、幅広い人材を募っていくつもりです。
トップ対談
トップ対談

おわりに おわりに

IoTや自動運転、5G、AIを活用したロボット機器、クリーンエネルギーなど、
様々なモノの中心にエレクトロニクス機器が用いられる今の時代、
エイト工業とマックエイトの活躍の場はさらに広がり続けています。
ぜひ私たちともにエレクトロニクスの未来を切り開きましょう。