- 栗坂
- スマートフォンやテレビといった電子機器の中を開けると、小さな電子部品が搭載された緑色の板が目に付くはず。この板こそがエイト工業が開発から製造までを手掛ける「プリント配線板」にほかなりません。同じように見えるプリント配線板ですが、機器の特色に併せて配線や部品を柔軟に変化させる必要があるだけに、当社ではお客様の要望に合わせて一つひとつオーダーメイドで形作っています。
- 織井
- マックエイトはそんなプリント配線板の設計に特化した企業として誕生しました。しかし、時代の流れの中で事業のすそ野が拡大。今では配線板に搭載する電子部品を独自ブランドとして製造する事業が主力となりました。中でも得意とするのは部品と部品をつなぐ“コネクタ”。国内外でトップランナーに位置付けられており、アイテム数は7,000点以上に達しています。
- 栗坂
- ちなみにマックエイトには今も配線板の設計のほか、電子機器の制御ソフト開発を依頼しており、協業するケースは非常に多くなっています。
- 織井
- 電子部品に限って言えば、グループ用途に留まらず、国内外を問わないメーカーと広く取引しています。海外で言えば東南アジア、北米、中近東などのエリアで、品質の高いマックエイト製品が好評を博しています。
- 栗坂
- 一方、エイト工業の取引先といえば、非常に高い品質が求められる場所が中心です。例えば、日本の宇宙開発の中心にあるJAXAの認定を受けていますが、その流れで小惑星探査機や人工衛星にもプリント配線板を提供しました。さらには医療機器や航空機、移動体通信局、産業用ロボットなど、社会インフラというべきシーンでの活躍が目立っています。