齊藤 昌希

世界に通ずるニッチな技術を
チームの力で形にする。

エイト工業 技術開発部

2012年 新卒入社

応用バイオ科学部卒

齊藤 昌希

Interview 01

5G対応基地局の基板も製造
テクノロジーの最先端を支える。

就職活動ではモノ作りにかかわるメーカーを全般的に希望していました。当社に関しては大学の就職課からの紹介で存在を知ったのですが、最初は小さな町工場だと思っており、プリント基板のこともほとんど知らない状態でした。しかし、説明を受けていると非常に用途が多彩で、なおかつ奥が深い世界であることがわかり、引き込まれていくものがありました。私もプリント基板に携わってみたい気持ちが沸き上がったことが入社の決め手となりました。
初期段階では製造オペレーターとしてモノ作りの基礎を学び、次第に工程管理や品質管理なども手掛けるようになりました。思い出深いのは、熱を伝える部品の下に埋め込むメタルインレイ基板の製造をサポートしたこと。5G対応の携帯電話基地局に欠かせない基板であり、かつてないほどの量の製造が必要となりました。そのままラインに乗せても到底間に合わないことから、様々な部署と協力関係を結び、改善に改善を重ねてなんとか目的の量を達成したときはホッとした気持ちに包まれました。

齊藤 昌希

特殊基板の製造にチャレンジ
繊細なモノ作りのノウハウを身に付ける。

現在は特殊加工が必要な基板の製造工程とその品質の管理に携わっています。例えば、FPC(フレキシブル基板)などは代表格。折り曲げができることからノートPCの液晶とキーボードの間に用いられています。また、コネクタレスとなって小型化などがしやすくなったリジットフレキ基板などは、宇宙や防衛、スーパーコンピュータなどに幅広く用いられています。特殊な基板は他では応用が利かない工程を経なくてはならず、ときには手作業で対応せざるを得ないケースもしばしば。その中で不具合が発生すれば原因特定をするのも私の仕事です。大変なことも多いですが、他部署も製造現場もチームワークがよく、助けてくれる人がいるのが非常にありがたいと感じます。

素材が届いたときは形のない単なる銅板だったのが、工場での積層、穴明け、銅メッキ、回路形成、レジスト塗り、加工、検査といった様々な工程を進めていった結果、プリント基板として完成品に近づいていく様子を見るのは、毎回、達成感が大きいと感じています。まずはこの基板の製造を極めるのが前提ですが、いずれは設計などにもかかわりながら、多角的な視点でモノ作りに挑みたいですね。

齊藤 昌希
齊藤 昌希

MESSAGE

就職活動では妥協せず、納得いくまで行動するのは大事です。ただし、一人ではできることには限界があるので、誰かに相談に乗ってもらうようにして心を楽にしましょう。ちなみに私に就職活動についてレクチャーしてくれた先生は「最初に恥をかけ。そこからがスタート」と話してくれました。臆せずにチャレンジしてください。

MY HOLIDAY

MY HOLIDAY

体を動かすのが好きなので、散歩やランニングをして過ごしています。コロナ禍でストップしていますが、学生時代の友だちとテニスを楽しむこともありました。巨人ファンなので球場での応援にもよく行っています。